藤沢市 中学校道徳も光村を採択!

☆資料の可視化は定着

今年の採択、藤沢とりくむ会は延べ13回ミニ学習会を開催し、「展示会へ行って意見を書こう」を呼びかけました。教科書展示会場は、中学校(全中学校で見本本巡回中の2日、保護者・市民に公開)と市役所でした。展示会に足を運んでくれた市民は延べ316名、意見書は207通出されました。

昨年の小学校の採択で採択の過程での資料の可視化が大きく進みました。今年も採択に関係して、さらに2点進歩がありました。一つは教科書展示会の土日開催が実現したこと、もう一つは、昨年審議委員会の答申(議事録)の補足資料として作成された、議事録を出版社別に編集しなおしたものが、今年から正式な答申となり、議事録が補足資料になったことです。

 19の中学校から出された「教科用図書調査書」の観点別につけられた〇の一覧と付されたコメント、入力冊子化された市民意見書などは、昨年通りでした。これらの資料は採択の教育委員会より前に市のホームページにアップされていましたので、採択当日、市民は自分たちで資料を準備して臨むことができました。

 

 81日の採択のための教育委員会には定員100名に対し139名の傍聴希望者が駆け付け、抽選となりました。外れた方は他会場で音源傍聴ができました。教育委員は、「考え、議論する」という点から優れた教科書はどれかという視点で意見交換し、最終的に多数が推薦した光村図書に決定しました。審議の中で、教育長は「市民の多くが現場の意見を尊重してほしいと書いているが」、教育長自身も「大事な視点だ」と思うと述べ、学校現場の意向にも沿う教科書を推薦しました。市民意見が読みやすい資料となり、学校現場の意向も見える資料となり、それらを無視した恣意的な議論が採択委員会ではできなくなったことを実感した審議過程でした。採択の教育委員会の議事録が既に藤沢市のホームページにアップされています。また経過の詳細は「とりくむ会ニュース」に掲載しました。「とりくむ会ニュース」をクリックしてご覧ください。

 

☆来年に向けての課題

教科書は、4年ごとの採択替えがあり、来年は中学校教科書の採択替えに当たります。新学習指導要領の制定があるため、今年の小学校の採択替えでは、「4年間使用して問題がない」「新たに検定申請した会社がない」という理由で現在使用している教科書をすべてそのまま採択しました。

小学校の採択替えと同じ理由で、育鵬社の教科書を「使用して問題ない」と、もう1年継続使用されては困ります。私たちのところには、育鵬社の教科書はやはり問題があるという声が届いています。こうした声を藤沢市教育委員会や教育委員にどのように届けていくか、知恵を集めなくてはなりません。